2019年11月01日(金)10:32

こんなに鮮やかな錦秋の季節のくじゅうに来たのは初めてかも知れない

この秋はラグビーワールドカップがあり週末ごとに日本代表、応援するニュージーランドのゲームがあり11月2日の決勝戦までおよそ1ヶ月半の間、仕方がないが週末の山はお預け状態だった。まあいずれにしても今年の関東周辺の秋は災害を伴うような天候続きでどちらにせよそうは山に行くことができる機会はそんなになかっただろう。

そんな中の九州への帰省。ちょうど紅葉の季節でもありハイキングのように歩けるくじゅうに行ってきた。

ただ山に行こうと思っていた当日の朝、80歳過ぎの両親の夫婦喧嘩が勃発。ちょっと仲裁に入ろうとしたら逆に巻き込まれてしまいなんとなく体裁が悪く、朝早く出発することができず。結局、なんとなく雰囲気が落ち着いてきた昼前に実家を出て、登山口の牧ノ戸峠に着いたのは13時になってしまった。歳を重ねると人は丸くなるなんてまったくの嘘だ。両親二人とも歳を取るに連れてどんどん頑固に頑なになってきている。参ったものだ。

牧ノ戸峠から沓掛山を見上げると山肌が色鮮やかに錦秋に染まっている。この時期にぴったりと合わせて帰省したわけではないがくじゅうの紅葉は今まさに盛りの真っ最中のようで、登り始めると朝から登ったたくさんのすでに帰る途中の登山者とすれ違った。

時間が遅くなった分だけ久住分かれ避難小屋に着く頃にはほとんど登山者も居らず、九重山頂ではこの紅葉の時期に静かな時間を過ごすことができた。せっかく帰省している最中の両親の夫婦喧嘩にほとほと呆れて腹が立ったがこのくじゅうの雄大な景色を目にして少し胸がすっとした。

少し日が傾いてきた15時半まで山頂にある眺めのいい大石の上に寝転んでゆっくりした。思えば、すでに何度も登ったくじゅうだがこんなに鮮やかに色づいた錦秋の季節に登ったのはこれが初めてかも知れないと思った。

ルートマップ

ルートデータ

入山日
2019/10/22
下山日
2019/10/22
距離
9.0km
最高点
1,787m

トレッキングレポート

13時過ぎ牧ノ戸峠から出発する。朝は相当な人出だったのだろう、かなり下の駐車場まで車がとまっていた。時間が遅かった分だけ牧ノ戸峠前にとめることができた。
標高1300メートルの牧ノ戸峠あたりでもすでに色づいている。
沓掛山の山肌は今が盛りのようだ。
稜線まで上がってくるとこれから向かう扇ヶ鼻、星生山方面はきれいに色づいていた。
これから歩く稜線と向こうに三俣山。ヤマレコを見ると三俣山のレポートが多かった。知られた紅葉のスポットなのだろうか?
この星生山の手前のピークの山裾が一番鮮やかだった。
星生山のカール上の窪地内に紅葉が群生している。
西千里浜を久住山に向かって歩く。人も少なく静か。久住山は紅葉する木が少ないのだろうかすでに冬のような景色。
14時25分、久住山山頂到着。牧ノ戸峠から1時間20分。遅い出発ということもあって快速で登ってきた。
山頂から赤川温泉登山口方面。当たり前のように牧ノ戸峠まで行ったが、登山口までのアクセス時間を考えると赤川温泉から登ってくるのもありだったのかも知れない。
山頂にある大石に寝転んで寛ぐ。1時間くらはゆっくりできそう。
紅葉の季節だし花はないと思っていたがリンドウがあちこちに咲いていた。
久住分かれから北千里方面。荒涼とした風景を今年は今年は間近で見ることができなかった。
日も傾いた帰り道になると紅葉が行きとはまた違った色合いになってくる。
ツツジの葉っぱだろうか?鮮やかに色づいているたくさん木々は何が一番多いのだろう。
扇ヶ鼻方面の小高い丘にちょっとだけ登ってきた。やっぱりこのピークが一番きれいに色づいている。
そこを違う角度からもうワンショット。
さてこのなだらかな稜線をのんびり歩いて帰ろう。
こんなにきれいに色づいたくじゅうに登ったのは初めてだった。また新たなくじゅうの横顔を知った。時間は短かったけどいい山登りだった。
車で帰る途中、とてもきれいな夕陽だったので車を停めて撮影したがスマートフォンのカメラでは力不足だった。やっぱりミラーレスも持って帰るべきだったかな。

データ

  • 入山日: 2019年10月22日(火)
  • 下山日: 2019年11月22日(金)
  • 登山エリア: 祖母・阿蘇・くじゅう周辺
  • 登山ジャンル: ハイキング
  • 登山スタイル: 日帰り
  • メンバー: ソロ
  • 天候: 晴れ
2005